肩こりの“ゴリゴリ”をリンパマッサージで解消する方法

肩こりがあったときに、ゴリゴリコリコリする部分ってありませんか?


ゴリゴリの部分に老廃物が溜まっているんだ!
とばかりに固い部分めがけて力いっぱいゴリゴリと押しつぶされるようなマッサージをされた経験を持っている方も多いかもしれませんね。



肩こりとは?





肩こりに悩まされている人は、日本人の7割。
腰痛と並びもはや国民病とも言えるでしょう。

肩こりの正体は、筋肉内の筋繊維が収縮した部分であり、血液とリンパ液の流れが滞り(循環不良)により疲労物質が貯留したために起こった症状。

こうなると力を抜いても筋繊維が伸びることがなく、周囲の筋肉よりも硬くなり触ると“コリコリゴリゴリ”した感触を感じられるようになります。


この状態を“筋硬結”と言います。
筋硬結の状態が長く続くと筋繊維が縮むクセがついてしまうので、再発しやすくなるのです。

循環不良による酸素欠乏により炎症物質が促されやすくなり、硬結部分に痛みが生じやすくなります。


つまり、炎症などの刺激が交感神経を興奮させ、血管や筋肉が収縮しやすくなることで、さらに血液循環やリンパの循環の不良を起こしやすくなり悪循環へと陥ります。


ゴリゴリした部分、“老廃物が溜まっている”と言われるのは、老廃物が蓄積したことで筋肉に負担がかかり、筋肉が固まりやすくなったからです。


ゴリゴリの部分は老廃物そのものではないですが、影響を与えているという意味で無関係ではなさそうです。

 

肩こりになる原因

日本人の多くの人が抱えている肩こり。
4つ足の動物であれば肩こりはない。


なのに、2足歩行になったために起こったとも言われています。
とはいえ、欧米ではあまりないそうですね。
日本人が世界でも肩こり持ちなのだそうです。

その原因は…

①姿勢
猫背、筋力不足、長時間同じ姿勢を取っている、肥満などによる
姿勢の悪さから血液やリンパの循環不良が起こり、筋肉が縮みやすいことから肩こりを引き起こしています。


②冷え
体が冷えていて血液循環が悪い
血液循環が悪いと、リンパへも悪影響です。酸素が行き渡らず、老廃物が排出できなくなり、肩こりになりやすいと思われます。


③PC、スマホなどによる影響
下向きの姿勢になりやすいですよね。
それでなくても重たい頭を支えている頸から肩へかけての筋肉への負担が大きくなり、収縮が起こり、固まりやすくなります。

④運動不足
筋力の低下やあまり体を動かさないことにより、循環不良を起こしていると考えられます


⑤心的原因
極度の緊張、ストレス、悩みによるものもあります。


⑥眼からの影響
眼精疲労、長時間スマホの見過ぎによるもの。


肩こりのゴリゴリを解消するリンパケアの方法


ゴリゴリがあるところって気になります。


だからって、ゴシゴシしごいたり、強く押したりしたら逆効果。


余計に痛くなっちゃいますし、余計に筋肉を硬くする原因になってしまいます。


セルフで肩こりの症状を楽にするリンパケアの方法とコツ
①リンパケア体操
②肩周辺のリンパケア
③水分をしっかり摂る。
④体を休める・リラックスする
⑤体を冷やさない・温める


一つ一つ解説していきますね!


①リンパケア体操
肩こり解消に、リンパケア体操が最適です。
セルフケアとしても効能が多々ありますのでぜひ取りいてて頂きたいです。


1)腕回し
腕を大きく回します。
外回し、内回しするのですが、ゆっくり目に回していきます。


2)肩ストン

両肩をすくめるように思いっきり高くあげます。
上げるだけ上げたら、脱力して降ろします。


3)腕上げて肩ゆらゆら
両腕を上に上げます。(両耳につけて)
肩甲骨に集中して、肩を揺らします。

呼吸を自然に行い、姿勢を正して行ってくださいね。
無理に力は入れないように。


②肩周辺のリンパケア
1)鎖骨をゆるめる
鎖骨リンパを流します。
左鎖骨に右手を置き、鎖骨上に撫でるようにさすります。
右側も同様に行います。

2)頸→鎖骨
左頸に右手を当てて、鎖骨へ向かって撫でるように流します。
右側も同様に行います。


3)肩甲骨周り→鎖骨
左の肩に右手を当てます。
できるだけ届くところまで背中の下の方まで手を伸ばします。
下から引張り上げるように鎖骨へ向かってさするように流します。

④体を休める・リラックスする
疲労が溜まっていることが多いので、体を休めてリラックスすることをオススメします。
もちろん、それだけで肩こりが完全に解消するわけではないですが、痛みを増幅することを止めることができます。


⑤体を冷やさない・温める

血液循環をよくすることで、肩こりが和らぐ可能性はあります。
凝り固まった肩こりについては、直接ほぐすことがいいですが、冷やさずに温めることで痛みが半減します。


※注意点 ポイント
一生懸命がんばろう!となると力が入りすぎて効果が半減します。
ゆるく気持ちいい感じでやっていきましょうね。

そのためにも、呼吸を止めずに自然な呼吸を行うこと。

特にリンパ体操の際に深呼吸を行いながら、呼吸のスピードに合わせながら気持ちいいという思える感覚を大事にしてください。

そして、水分補給はしっかりおこなってください。
リンパケアは老廃物を外に排出しやすくなります。
ですので、中に水分を取り入れることは必須です。

リンパケアやリンパケア体操の前に、コップ1杯(100~200ml)の水を飲むのがオススメです。

そして、リンパケアやリンパケア体操の後にも水分補給をしっかり行いましょう。


まとめ



エステサロンやマッサージ店などで気をつけること


基本的に、サロンやお店でリンパマッサージを受ければセルフケア以上に効果が得られると考えられます。


本来なら、プロの施術を受けることで高い効果を期待できます。


ですが、残念ながらその技術力や知識力は各お店に委ねられており、本当にあなたの体が求めているものかという点については不明です。


特に、今回のような“肩こりのゴリゴリ”に対して、強い力でグリグリゴリゴリ押しつぶすようなマッサージを行ったり、無理なシゴキが入るようなサロンやお店は避けたほうが得策です。


硬い塊であろうが、筋肉ですし、リンパの流れや血液循環を促すのに強い力は必要ありません。


このような強い力によって逆効果というのもあるのですが、筋肉に傷をつけてしまったり、内出血を起こしたり、アザを作ったりと弊害が起きてしまうのです


ただし、難しい話になりますが、力と圧は違います。
強い圧が必ずしも間違いということではないのです。


1つ言えるのは、マッサージ後に痛みが生じたり、次の日にアザができていたらそれは残念なことです。


リンパマッサージ・リンパケアは効果が高く、体に負担がないので、正しいリンパケアを行ってくれるサロンとご縁のあることを心からお祈りしています。

 

 

 

  
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